元不登校が、こんな人生も悪くないと思えた話

前向きストの知恵

※この記事は2019年に前サイトで公開した記事になります。

こんにちは!初めまして。高校3年生のはっとりちゃんです。

私は約2年間不登校を経験しました。経験と共に、それを通して私が思ったこと、感じたことをお伝えしていきたいと思っています。

不登校だった2年間、とても苦しく辛いものでした。それでも私は不登校になったことは後悔していません!

今回はそう思う理由を皆さまにお伝えしていきます。

中学2年生、爆発しちゃった私

私が不登校になったのは4年前の中学2年生のとき。
親からの虐待、学校での人間関係もうまくいかず、更にいじめを受けるようにもなってしまい、家にも学校にも居場所がなくなってしまいました。

私はこの時期の記憶がほとんどなくて、自分では覚えていませんが自殺を図ろうとしていたそうです。(最近になって母から聞きました。)

耐えて、耐えて、耐えて、、限界を迎えた中学2年生の秋、ついに爆発してしまいました。

「我が家」という居場所

そんな私が救われた大きなきっかけその1が、両親です。
不登校の原因になったのにどうして?とよく聞かれます。
引きこもったこと、不登校になったこと、これは私なりのSOSでした。それに両親が気づいてくれたのです。

両親はまず自分たちが変わるため、心療内科にかかったり、心理学や親子関係について勉強をしてくれました。そして私のことも不登校のことも肯定してくれて、私の選択した道を信じ、受け入れ、支えてくれました。

私は生まれて初めて両親に対して恐怖心がなくなり、それと同時に「我が家」という心から安心できる居場所ができました。

現在私は不登校を経験した子達と多く触れ合う環境にいます。今もなお、親子関係で苦しんでいる人がたくさんいることを知りました。不登校になったからと言って、そのSOSに気づけない親もいると知りました。
だからこそ、私のSOSに気づき、それを受け入れ、向き合ってくれた両親に対して感謝の気持ちはとても大きいです。

「完璧」からの脱出!!

私が救われたきっかけその2は、「完璧」から脱出したことです!
体も心も元気になってきた頃、私は高校生になりました。
しかし、通えていたのは最初の1学期だけでした。

私は引きこもるまでの14年間、親から完璧を求められてきたので、無意識に完璧でなければいけないと思っていました。
だからテストや部活、友人関係など、完璧でいなければいけない学校は苦しくて、また不登校になってしまったのです。

当時の私はどうしてこんなに苦しいのか分かりませんでした。だから考えました。自分と向き合って、何が苦しいのか、どうすれば楽になれるのか、、

そして、完璧主義であることが自分を苦しめているのだと気がつきました。

親子関係も修復され、両親が完璧でなくてもいいんだよと言ってくれたことも私の背中を押し、勇気を出して、本当に勇気を出して、私は「テキトー」に生きてみることにしてみました。

例えば忘れ物をしてしまったとき、当時の私なら死を考えるくらい重大なことでしたが、「まあいっか、次は気をつけよう」と思えるようになっていきました。

「テキトー」にすることで、少し楽に生きていけるようになりました!

今の私

現在、高校3年生になりました。ということは、そう、受験期です!!!!
進路についてはとても悩みました。大学に通えるのか、そもそもこの受験期を乗り越えられるのか、たくさん悩んで、私は大学に行こうと決断しました。
やっぱり、キャンパスライフって憧れだからです!笑 学びたい学問にも出会い、より一層意思が固まりました。

でも受験ってそんなに甘いものじゃなかった。特に私は不登校だった期間は全く勉強していなかったのですごく苦労しました。

苦手な勉強を放棄して、自然の多い場所で癒されたい、、じゃあいっそのこと受験をやめて、離島で農業でもやるか、、と考える「離島行きたい期」が頻繁に起こっていました、、笑

そして先月試験を終え、無事合格を頂きました!今まで頑張ってきてよかったなあと改めて思いました。

まとめ

長々とお話ししてきましたが、私が救われたきっかけである2つのことは、とても長い時間が必要でした。私は学校に通えるまで約2年かかりましたし、今もなお生きづらさと戦っています。

親と向き合う、子供と向き合う、自分と向き合うことはとても時間がかかります。なぜならものすごく勇気がいるからです。「変化」って怖いですよね。

でも、どうか勇気を出して欲しい。まずは勇気を出すのに必要な燃料を溜めるために、ゆっくり休むことが大切だと思っています。

漫画を読んだり、アニメを見たり、ひたすら寝たり、、なんでも良いんです!
ゆっくり時間をかけて休めば、いつの間にか燃料は溜まって、自然と自分からアクションを起こせるようになります。自分でも驚くくらいに!笑

不登校は自分の燃料を溜めるための大切な時間だと思っています。
だから不登校だった時間というのは、私や家族にとって必要な時間でした。

そう思えているからこそ、辛い過去でもこうやってお話しすることができますし、自分の人生悪くないなって思っています!

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